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2020事業計画の取り下げに関するお知らせ

2020年4月28日


2020事業計画の取り下げに関するお知らせ


   当社は、2018年4月26日に策定いたしました2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の「2020事業計画」につきまして本事業計画策定時に想定しました事業環境が大きく変化したことから、取り下げることにいたしましたので、お知らせいたします。
   当社は「2020事業計画」達成に向け、第三組立工場の新設によるプレス機械の生産性向上、自動車業界向けの精密金属加工品の拡販等に取り組んで参りましたが、航空機事業の量産の延期や減産に加え、新型コロナウイルス感染拡大による国内外におけます経済全体の停滞および終息時期が不透明となっていることにより機械事業部及び精密加工事業部の経営環境が「2020事業計画」を策定した想定を超える事態となり、目標達成が困難になったと判断するに至りました。

以上






平成30年4月26日

2020事業計画




当社は、2017年度を最終年度とする「2017事業計画」が終了したことを受け、2018年度を初年度とする「2020事業計画」を策定いたしました。
当社は、この「2020事業計画」のもと、より一層の企業価値及び株主の利益を向上させるべく、持続的成長を図ってまいります。




【2017事業計画の振り返り】


 



(単位:億円)
最終年度 (2017年度) 実績値 目標値
売上高 137 121
営業利益 4.9 6.4
営業利益率 3.6% 5.2%

売上高につきましては、計画策定時の想定よりも、精密金属加工品、プレス機械及び自動機・専用機の売上が上回ったことから、目標を達成することができましたが、利益面につきましては、航空機部品において、ボーイングの大型機種減産の影響を受けたこと、及び計画策定時には見込んでいなかった神戸工場の関連費用が発生したことから、目標値を達成することはできませんでした。



【2020事業計画】

当社は、2017事業計画に取り組む中で明らかになった経営課題等に対して、より一層取り組み、新たに策定いたしました「2020事業計画」を達成すべく、努力してまいります。

=当社を取り巻く環境=

  • 小口径銃弾は、国内唯一のメーカーとして主に防衛省へ販売しております。
  • 精密金属加工品は、自動車用部品の売上で6割を占めており、世界の自動車販売台数の増加を背景に、受注状況は堅調に推移しています。
  • プレス機械は、中国におけるEV用リチウムイオン電池市場の拡大を背景に、受注状況は堅調に推移しています。
  • 自動機・専用機は、主要部品のボールねじ等、一部で調達困難な状況が続いているものの、自動車業界向けを中心に受注状況は堅調に推移しています。
  • ばね機械では、自動車業界向けを中心に受注状況は堅調に推移しています。
  • 航空機部品は、ボーイングの大型機種減産の影響を受けています。

=事業計画の前提条件=

  • 精密金属加工品は、自動車業界向けを中心に拡販を目指しております。
  • 現在建設中の第三組立工場については、2018年9月末の完成を予定しており、完成後は主にプレス機械の生産能力アップを計画しております。
  • 航空機部品部門におけるMRJ向け部品については、現在入手可能な情報などを勘案し2020年の量産化を目指しております。また、ボーイング大型機種減産の影響については、2020年には軽減すると見込んでおります。
  • 以上