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カーリング加工

加工技術 カーリング加工ページ

カーリング加工とは、製品の切り口を丸める加工方法になります。カーリング加工の一般的な目的としては、切り口を丸めることによる安全性の確保、強度の向上が挙げられます。また機能上、端面にのみ肉厚を要する製品であればカーリング加工により端面の肉厚を維持したまま製品側面の肉厚を薄くできるため、製品の軽量化・材料費の削減にも貢献することが可能です。
旭精機工業では、工程内で深絞りプレス部品にカーリング加工を行うことでき、量産の実績から品質面においてもお客様から厚い信頼をいただいております。

<加工事例>

SUS材の板厚を薄くしカーリングすることにより
内外径機能を保ったままコストダウン実現。

従来、側面肉厚0.6tで成形していた製品の側面肉厚を0.2tへ変更し、製品の両端をカーリング加工することによって、ガイドとして必要だった内径と振れを確保し、部品機能を維持しながら材料の使用量削減に成功しました。
カーリング加工品は従来品の約4割の製品質量となり、大幅なコストダウンにもつながっております。またカーリング加工ご提案の際、高精度な外径の円筒度とカーリング部内径の振れを満足させる必要がありましたが、1工程でトリミング側と穴あけ側を同時にカーリングすることで、従来品と同等の振れ精度と内径精度を確保しました。